虫歯や入れ歯は当たり前。当院では下記のような症状でお困りの方も自信をもって治療にあたらせていただきます。

いびき・睡眠時無呼吸症候群

 眠時にいびきをかいたり、息が止まってしまう方は「睡眠時無呼吸症候群」かもしれません。寝ているときに充分に酸素が身体に行きわたらないので、寝起きが悪かったり、日中眠いといった症状があります。
 ただ、この病気は放っておくと後が怖い病気です。寝ているときに酸素が行きわたらなければ、何とかして酸素を身体に送ろうとします。すなわち、毎晩、心臓や血管に負担をかけて何とかして酸素を身体に送ろうとするのです。その結果循環器に負担がかかりその結果、「脳卒中」や「心不全」といったリスクが高くなると言われています。その確率は2倍とも3倍とも言われているのです。


▲スリープ・スプリント

どんな治療

 下顎(下あご)を前方に突き出した状態で上下の顎を固定する、マウスピースを使って治療します。これは、仰向けで寝ているときに落ち込んだ舌やのどちんこを前方に引き出し気道がつぶれないようにする装置です。もちろん、昼間はつける必要はなく、寝ている間だけつける、つけはずし可能な装置です。



ドライマウス・舌痛症

  • 口が渇く
  • 舌が痛い
  • 唾液がねばつく

 そんな方はドライマウスかもしれません。ドライマウスとは実際に唾液の分泌が減っているだけでなく、実際に口が渇くことを自覚する症状です。また、合わせて舌の痛みを訴える方も多いようです。

どんな治療

口が渇くとカビが生えることがあるのです

  • 唾液腺を刺激する(唾液腺刺激療法、マッサージ等)
  • 粘膜疾患への対処(含嗽薬、軟膏、飲み薬:抗真菌薬等)
  • 粘膜の保湿(保湿剤を配合した洗口液、ジェル、スプレー、人口唾液、保湿装置)
  • 唾液の分泌を増やす(塩酸セビメリン、漢方薬など)

 原因が明らかで、糖尿病や貧血などのようにその治療が可能な場合には、原因を取り除くことが必要です。ところが、加齢的変化や放射線治療後などのようにその治療が容易ではない場合には、ドライマウスの症状に対する対症療法しかありません。(対症療法とは、症状を緩和する治療をいいます。)
 最近では、対症療法も格段に進歩していますので、対症療法といえども、積極的に治療を受けることをお勧めします。


嚥下障害

 要介護者(児)の間で“窒息”や“誤嚥性肺炎”で亡くなられる方が増加しており、医療従事者や介護従事者の間でもその危険性が注目されています。
その原因として、歯や義歯の状態が悪いまま、食事をされていることや、口の機能が低下しているにも関わらず、普通の食事を召し上がられていることも挙げられます。
また一方で、“窒息”や“誤嚥性肺炎”を警戒するあまり、安易に食事を柔らかくしたり、絶食になってしまう場合もあるようです。
 当院では、“日本摂食・嚥下リハビリテーション学会の認定士”が適切な食事を提案させていただきます。

 「食事の楽しみ」とは普通のお食事を、ご自身の大切な人たちと一緒に食べてこそ「楽しみ」となると考えております。それがかなわない場合でも、単純に医学的に安全な食事を提案するのではなく、患者様とお世話をする周りの方々にとって「食事」が少しでも幸せに近づけるようなお手伝いをさせていただきます。
 一度、絶食になってしまった方も専門的に調べさせていただきます。ご相談ください。

当院では内視鏡を使用した
嚥下評価も行っております。